9月11日、アジア人口・開発協会（APDA）は、黒川清 日本医療政策機構（HGPI)）代表理事・政策研究大学院大学名誉教授をゲストスピーカーに招き、役員意見交換会を開催しました。

黒川教授は「今後の日本の展望」と題して、若者の将来や、高齢者の社会参加に関する話題など幅広い講演を行い、特に、日本とアメリカの大学で教鞭をとった経験をふまえ、従来の日本の成功モデルだった「タテ社会」を打破し、グローバル時代において、国や組織を超えて、「ヨコ」への展開ができる人材を育てることが重要であると強調しました。続く自由討論では、参加者から、過去の人口問題と現状では随分と開きがあるので、人口問題とは何かを改めて整理する必要があるという意見が出るなど、APDAの活動の展望を議論する貴重な機会となりました。