2011年10月世界人口は70億人を越えました。日本では少子高齢化の話題が中心を占めていますが、地球規模で見ると人口増加への対応がいまなお最も重要な課題です。世界人口は今後も増え続け、2050年には90億人を超え、その後も安定しないと考えられています。人口90億の世界では、人間が生きていく上で不可欠な淡水資源を使い尽くし、世界人口の半数以上が水不足に見舞われると考えられています。この地球上で人類が今後も人間らしく生きていくことのできる社会を構築し、持続可能な開発を達成するためには、人口の安定化が何よりも重要なのです。
この世界の人口増加のほとんどは、貧しく、子どもを育てられる環境にないにもかかわらず、妊娠・出産してしまう現状から生み出されています。この望まない妊娠を完全に防ぐことができれば、人口増加は抑えられ、貧困の蔓延を防ぐことができます。人口プログラムとは、開発途上国の人々の切なる願いに応えるものです。
人口の安定化は、決して強制できるものではなく、人間としての尊厳が保たれる方法で達成されなければなりません。この人口問題の特性から、各国国民の代表としての国会議員が人口問題の解決に向けてその役割を明確に果たすことが重要な意味を持ちます。
各国の国会議員が、党派を超え、その果たすべき役割を全うすることができれば、リプロダクティブ・ヘルス(RH)の推進を中心とする人口プログラムの完全な実施に大きく貢献するばかりでなく、グッドガバナンスや民主主義の発展に大きく寄与することになります。
現在、このような人口プログラムは、開発途上国各国の予算や国際援助でまかなわれていますが、その意思決定や成果評価において、国民の代表であり、国民に対する説明責任を果たすべき立場にある国会議員が、十分関与しているとはいえません。
APDAでは30年にわたる国会議員支援活動を通じて、国会議員が超党派で各国の将来戦略に人口問題を組み入れること、ODAを実施する場合に、与野党の国会議員が関わることが、事業効率を向上させ、その説明責任と透明性を向上させ、限られた予算の中で人口プログラムを実質的に推進する上で重要だと考えるにいたりました。
国会議員が人口プログラムにおいて果たすべき具体的な役割を検討するために3年間にわたって国際会議を開催するとともにAPDAのホームページ上にWEBフォーラムを開設し、意見の醸成を図り、問題点を明らかにしてまいりました。
これからはその成果をもとに、国会議員が人口関係のプログラムに適切に関わるための具体的なプログラムを進展させることが求められています。そのためには、広くドナー国、開発途上国の国民の声を聞き、国会議員活動を通じて反映させていくことが重要になります。
この活動をご支援いただきたく、WEB賛助会員の募集を行っております。
WEB賛助会員は月会費500円です。国会議員の意見交換の場であるWEBフォーラムにご意見・ご感想を書き込んでいただくことができます。さらに、WEBフォーラム上に掲載されるこれまでの会議内容や人口と開発に関する資料をご利用いただけます。
WEBフォーラムは、アジア、アフリカの人口・開発議員フォーラムを中心とする開発途上国の国会議員にも開かれており、彼らが直接その意見を見ることができる場となっています。また将来的にはお寄せいただいたご意見を参考にAPDAのプログラムの改善を図っていきたいと考えております。
未来を希望あるものとするために、ぜひ皆様のご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
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